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小諸といえば懐古園、そして島崎藤村。 この懐古園は小諸城というお城でした。 ここに最初に屋敷を建てたのは木曾義仲の配下の小室太郎光兼という人だそうです。木曾義仲は源氏で頼朝、義経とは従兄弟なのですね。 しかしなぜここに小室太郎光兼は屋敷を建てたのでしょう?やはり川を背負うという形やその切り立つ地形が戦略上良かったのでしょうか? もし戦にそなえての場所だとすると、それは正しい判断だったのでしょうね。 その後の武家戦国時代にも同じ場所でお城が建てられ、難攻不落にすら見える一見変わった穴城となったのですから。 この地は島崎藤村や千曲川、小諸城址に出来た懐古園など何か風情のような印象ですが 小諸の町のすぐ北東には浅間山が存在し、ここに住む人々は何度もその噴火を目撃してきた事だと思います。 そして、そんな火山という、荒々しい自然の麓には旧石器時代の遺跡があったりします。 小諸という町の中には「弁天清水」という名水もあり、ここもまた旧石器時代から人が生活をしていたと言われます。 人は豊かな自然とともに生きて来たのですね。 ところでこの写真にある神社は海野宿にある白鳥神社です。 真田氏の縁の神社で、これまた歴史的にとても古い神社のようです。ただ、創建がいつだったかは定かでは無いようです。 そして「平安時代にこの地に鎮座していたことは、明らかである。」(公式ホームページ)と、なんだかいつものパターンです・・。 そして日本武尊も登場しちゃいます。て言うかこちらの神社の主祭神は日本武尊です。 で、いつものように、その前が知りたいのですよねぇ。 でも、それはまさに想像でロマンでしか無いのです。 ただ、この千曲川沿いにも縄文の痕跡はたくさんあり、少し北側の山に登ると旧石器時代の遺跡も出て来るわけで 隣町の小諸でもその向こうの軽井沢でも同じように古くから人々がそこに暮らし 火山と大きな川と、そこから得られる恵みと災いとを受けながら生きて来たのだけは間違いが無く そうすると、2千年よりも前の生活に思いを巡らせてしまうのです。 きっと千曲川の水量も今とは違うのだろうなぁとか。 森の木々の太さや山の濃さ、生きている動物達、夜の深さ、静けさ、星の数・・。 山間に生きる二千年前の人達の音を聞いてみたいなぁと思ったりします。
by furusatodiscovery
| 2015-06-12 21:33
| 長野
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